MD DATA
読み:エムディーデータ
外語:MD DATA: Mini Disc for DATA

 音楽用のミニディスクを応用した、電子計算機用の記録媒体。
目次

概要
 ディスク媒体の仕様はほぼ同じだが、音楽データがコピーされるのを防止するため、ディスクを保護しているケースの形が変更されている。
 さらに、ディスク内部に音楽用かデータ用かの情報が書き込まれている。

特徴
 ミニディスクは光磁気ディスクを採用している。
 この登場当時主流だった、電子計算機用の一般的なMOよりは進化していて、いわゆるオーバーライトに対応しており、その分高速な書き換えが可能となっていた。
 しかしMD DATAは容量が74分ミニディスクと同じ140Mバイトしかなく、データ転送速度が等速CD相当の150Kバイト/秒(130Kバイト/cBeat)と遅かった。更に媒体の価格は音楽用の数倍の値がするとあり、殆ど普及することはなかった。

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