Lisp
読み:リスプ
外語:Lisp: List Processor
ラムダ計算をベースに考案されたプログラミング言語の一つ。高級言語としては世界で二番目に古い。
言語概要
- 枠組み ‐ 手続き型、関数型
- 発表日 ‐ 1962(昭和37)年(最初のコンパイラー)、1958(昭和33)年(言語仕様)
- 設計者 ‐ ジョン・マッカーシー(John McCarthy)
- 開発者
- スティーブ・ラッセル(Steve Russell)
- ティモシー・P・ハート(Timothy P. Hart)
- マイク・レビン(Mike Levin)
- 最新版 ‐ 様々な派生がある
- 言語影響関係
- 主要動作環境 ‐ 様々な環境
由来
MITにいたジョン・マッカーシー(John McCarthy)が発明した。
それを最初に実装したのは教え子のスティーブ・ラッセル(Steve Russell)で、初のLispインタープリターは世界初の高級言語であるFORTRANで実装された。もって、Lispは世界で二番目の高級言語になった。
そして、後に関数型と呼ばれる言語に大きな影響を与えた。
特徴
標準化
Lispには様々な実装が作られたが、それぞれに「方言」が存在し互換性が乏しかった。
これらをまとめたスーパーセットとして「Common Lisp」が作られ、これがANSI X3.226-1994として標準化された。
GNU
GNUのリチャード・ストールマン(Richard M. Stallman)はLispの本家MIT AI Lab.出身であり、彼自身もLispプログラマーである。
このためか、GNU Common Lisp(GCL)という処理系が存在する。但しこの処理系の作者はストールマンではなく、当時京都大学に在籍していた湯浅太一講師と荻谷昌己講師の二人であり、この二人の作ったKyoto Common Lisp(KCL)という処理系がオリジナルである。
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