ソフトウェア割り込み
読み:ソフトウェアわりこみ
割り込みのうち、ソフトウェア的に発生させられたもの。
概要
マイクロプロセッサーに用意された割り込み命令を用いると、ハードウェアからの場合と同様、割り込み処理が動作する。
このように、ソフトウェア(プログラム)から発生させた割り込みを、ソフトウェア割り込みという。
特徴
割り込み命令
Z80ではRST命令、x86ではINT命令が該当する。BIOSやOSが用意したシステムコールを利用する場面など、あたかもCALL命令と同じように使う例も見られるが、それは本来の利用目的ではない。
割り込み処理においては、その処理を行なうためにマイクロプロセッサーの処理権限が上がることが一般的であるので、処理権限の低い状態から高い処理権限が必要な処理を行なうような場合に使われることが多い。
一方で、この命令は内部処理が複雑となり、その分動作が遅いという問題がある。
現在は、sysenterやsyscallという、それ専用に用意された命令を使うのがトレンドとなっている。
例外
外部からではなく、マイクロプロセッサー自身が発生させる割り込みである。不正な動作をしたときに発生することが多い。
マイクロプロセッサーレベルで見れば例外と割り込みは同じものであり、ソフトウェアから見てもBIOSやOSが発生させた割り込みとそれほど大きな差違があるわけではない。
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