CD Extra
読み:スィーディー-エクストラ
外語:CD Extra
CD-DAとCD-ROMが共存するCD(これをEnhanced CDという)のうち、マルチセッションを採用したもの。
概要
かつては「CD Plus」とも呼ばれていた。
全ての仕様は、規格書「ブルーブック」で規定されている。但しこれはコンフィデンシャルであり公開されていないため、一般の人が入手することは不可能である。
そこで、インターネット上では幾つか独自に解析した結果を報告するWebサイトが存在する。
特徴
基本
具体的には、セッションを二つに分ける。
- セッション1の各トラックにCD-DAの情報を格納する。
- CD-ROMとしてのデータは、セッション2のトラック1に格納する。
CD Extraでは、CD-DA部に関する追加の情報(ディスク名、各トラックの曲名、ジャケット画像など)をCD-ROM部に格納することも可能で、そのためのフォーマットも規定している。
発想
CD Extraで採用しているマルチセッションは、通常のオーディオCDプレイヤーはセッション1しか認識しないという点を利用したものである。
これにより、誤ってCD-ROMトラックがCDプレイヤー再生される恐れがないという利点が有るが、CD-ROM部分にアクセスするためにはCD-ROMドライブとオペレーティングシステム等の双方がマルチセッションに対応していなければならない。
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