BOW
読み:バウ
外語:BOW: BSD On Windows

 Windows 3.1および95/NT用のBSDエミュレーター。太田博志により開発されたもので、WindowsのファイルシステムをそのままでUNIXが利用できる。
 これはアスキー出版局から書籍として販売されているもので、大きな本屋で購入できる。1995(平成7)年3月にWindows 3.1用のVer1.0が出版され、1996(平成8)年5月にWindows 3.1/95/NTに対応したVer1.5が出版された。Ver.1.5はISBN4-7561-1903-4である。
 BSDのキャラクター端末(コンソール)エミュレート機能、ノンプリエンプティブマルチタスク、x86系BSD(FreeBSD等)のバイナリが(一部を除き)そのまま動作可能、シンボリックリンク利用可(Ver 1.5)、ロングファイルネーム対応(Ver 1.5)、DDEを利用してWindowsとの連携が可能、などの特徴を有する。
 但しWindowsの実装である関係上、シングルユーザー(rootのみ)である。
 X Window Systemなどのグラフィック系のソフトは動作しないが、本来はEmacsをWindowsで使うために作られたものであるため、ほぼフルセットのEmacs(Mule)が利用できる。更にsed、awk、Perlgrepなども勿論利用できる。

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