4Gバイトの壁
読み:よんギガバイトのかべ
外語:4GB wall
FAT32環境にある壁の一つ。
概要
FAT32では、一つのファイルサイズの最大は4Giバイトという制限がある。これが4Gバイトの壁である。
正確にはギガではなくギビ、つまり「4Giバイトの壁」と呼ぶべきだが、当時はまだGi(ギビ)という単位がなく、このように「4Gバイトの壁」と呼ばれていた。
特徴
壁の技術的内容
FAT32では、ファイルサイズは32ビットの数値で表わされるため232バイト、つまり4Giバイト(約4.2Gバイト)が限界となる。
但しこれを32ビット符号付きの変数(signed int)で扱っている場合は、この半分の231バイト、つまり2Giバイト(約2.1Gバイト)が限界となる(→2Gバイトの壁)。
FAT32そのものは2Tiバイトの壁までは利用可能だが、一つのファイルは2Giバイトまたは4Giバイトを超えて大きくすることはできない。
壁の突破
ファイルシステムの変更が必要で、NTFSまたはexFATによって壁は突破された。
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