3D映像フォーマット
読み:スリーディーえいぞうフォーマット
3D映像の表現方法のこと。
概要
2D映像は各フレームごとに映像が1枚であるが、3D映像の場合はLとRで計2枚になる。
このため、複数ある映像をどのように伝送するかという問題が生じており、その実現方法も様々なものが発案され利用されている。
特徴
HDMI 1.4aで規定されているもの(参考フォーマットも含む)は、次のとおりである。
標準は3種類、参考(将来的に追加または削除の可能性あり)は4種類となっている。
- フレームパッキング方式 (標準)
- 左右の映像を、ブランク層を挟んで上下に繋げ、同一フレームとして伝送する。有効走査線は倍となる
- サイドバイサイド方式 (標準、放送用)
- 左右の映像を左右に繋げ、水平方向(横)に1/2に圧縮して同一フレームとして伝送する。垂直解像度と走査線数は維持される
- トップアンドボトム方式 (標準、放送用)
- 左右の映像を上下に繋げ、垂直方向(縦)に1/2に圧縮して同一フレームとして伝送する。水平解像度と走査線数は維持される
- フィールドオルタネイティブ方式 (将来技術)
- 左右の映像を、インターレースフィールド毎に入れ替えて伝送する。走査線数は維持されるが、実質、垂直解像度は半分になる
- ラインオルタネイティブ方式 (将来技術)
- 左右の映像を、走査線毎に入れ替えて伝送する。走査線数は維持されるが、実質、垂直解像度は半分になる
- L + Depth (仮称、将来技術)
- 左側画像(2D画像に等しい)に、視差情報(depth、disparity map)を付加して伝送。disparity mapは情報量としては小さいが、これを使うと左側画像から右側画像を(完全ではないが)作ることができる
- L + Depth + Graphics + Graphics depth (仮称、将来技術)
- 映像とグラフィックスを、それぞれ左側画像と視差情報(depth、disparity map)で送るもの。
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