28ビットLBA
読み:にじゅうはちビット-エルビーエイ
外語:28bitLBA: 28bit Logical Block Address
E-IDEから導入されたLBAの実装の一つ。
概要
LBAとして、最初に実装されたものである。
従来のIDE(ATA)では、仕様上シリンダー(C)に16ビット、ヘッド(H)に4ビット、セクター(S)に8ビットの計28ビットがアドレッシング用に用意されていた。
この区分を辞め、この全ビットをLBAとして使えば、理論上は512バイト/セクター×228セクターで、最大約137Gバイト(128Giバイト)のドライブにアクセスできる。
そこで、実際に、そのようにして使うことにしたのが、28ビットLBAである。
特徴
必須環境
いくらディスクドライブのアドレッシングが大容量に対応しても、オペレーティングシステム(OS)の対応や大容量に対応したファイルシステムなどが無ければ、大容量を扱うことはできない。
具体的には、次の全てが必要である。
現在一般的な32ビットOSや64ビットOSは、実際には拡張INT13などのBIOSは使用していない。しかし、OSを起動させるブートローダーが使っているため、必須となる。
対応OS
Microsoft Windowsの場合、FAT32に対応したMicrosoft Windows 95 OSR2以降で利用可能である。
Windows NTのNTFSでも大容量ドライブは扱えるが、最初のパーティションは約8.4Gバイト(7.8Giバイト)以内という別種の制限があるので注意が必要(Windows 2000以降で解消)。
他のOSでは、Linuxは古くから対応したが正式には2.0.34以降、FreeBSDは2.2.8以降で、LBAに対応した。
後継
28ビットLBAは、ディスクドライブ側の変更を最小限にするための仕様であった。
この後継は、ディスクドライブ側の新たな対応を含めた、48ビットLBAである。
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