フォーク (ファイルシステム)
読み:フォーク
外語:fork

 ファイルと直に結び付けられたメタデータ
目次

概要
 殆どのファイルシステムは、ファイル属性を管理する機能を持つが、タイムスタンプパーミッション情報など、システムが最低限必要とする情報に限られることが多い。
 これに対してフォークは、それらも含めより多くの情報を保存し、提供することができる。

特徴

Mac OS
 Mac OSにおけるファイルシステムHFS等で使われ、マックバイナリとしてファイルに添付することもできる情報は「リソースフォーク」と呼ばれるフォークである。
 ここには、ファイルの種類やタイムスタンプなど基本的な情報のほかに、ファイルクリエイター(作成アプリケーション)やファインダー用の情報など多くの情報を含めることができる。
 また、HFS+からは「名前付きフォーク」と呼ばれる機能が追加された。ただしこれは、殆ど使用されていない。

Windows
 Windowsでは、ファイルシステムNTFS等で「名前付きフォーク」が実装され、代替データ ストリーム(ADS)と呼ばれている。
 ファイルに関する様々な情報を保存するのに用いられている。例えばインターネットからダウンロードされたファイルなどはその情報をADSで保存することで、リスクのあるファイルからユーザーを保護するのに用いられている。

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