豆腐 |
辞書:電算用語の基礎知識 計算機スラング編 (TZYOGO) |
読み:とうふ |
外語:tofu |
品詞:名詞 |
文章の中に文字化けとして表示されることがある、「■」のような四角い記号のこと。見かけが豆腐に似ていることから、俗称としてこう呼ばれる。
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概要 |
古く、8ビットMPUや16ビットMPUの時代、MS-DOSなどで、機種依存文字や外字、あるいはJIS X 0208に存在しないコード位置の文字を使用しようとした場合、「■」のような四角い記号が表示された。
これを、俗に豆腐と呼んだ。
特徴 |
漢字ROM |
かつて、日本語文字のグリフは、漢字ROMと呼ばれるメモリーに保存されていた。
機種依存文字や外字など、漢字ROMに搭載されていない文字を使用しようとした場合、漢字ROMにグリフが存在しないことから、不正な文字が表示されることになる。
漢字ROMは一般に、16×16などの点で文字を描いていたが、この文字が無い場所は、16×16の全ての点を表示するようなパターンとなっていた。ゆえに、「■」のような文字が表示されたのである。
背景を白地にしている場合や白黒液晶では黒い四角で表示されるため、羊羹(ようかん)と呼ばれる事もある。しかし胡麻豆腐と呼ばれる事は滅多に無い。
アウトラインフォント |
時代は、アウトラインフォントとなった。
Mac OSのSystem 7(漢字TALK 7)と、Windows 3.1以降はTrueTypeが使われており、時代が進みスマートフォンの時代になると携帯装置すらもアウトラインフォントが一般化した。
このような環境では、「■」ではなく、異なる記号を表示することがある。
正確には、指定されたフォントの、GID=0に割り当てられているグリフが表示されるが、各環境の標準的なフォントでは、概ね次のような結果になることが多い。
こういったオペレーティングシステム(OS)が普及した現在、豆腐という呼び方は既に死語と化している。
リンク |
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