フィルター |
辞書:電算用語の基礎知識 ソフト用語編 (PYSOFT) |
読み:フィルター |
外語:filter |
品詞:名詞 |
あるものを通過させ、またあるものは通過させない役割をもつもの。
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概要 |
入力の全てが通過できず、一部は阻止されるため、出力は内容が変化する。
例えばラジオを考えるとアンテナで様々な周波数の電波が入力されるが、周波数領域に対するフィルターを掛けることで「ある周波数は通過させ、またある周波数は通過させない」という処理がなされ、その結果として戦局した周波数の番組のみを聞くことができる。
この周波数の例は一次元的なフィルターだが、画像処理のフィルターの場合は二次元以上の多次元で処理されることが多い。
特徴 |
周波数 |
ラジオなどにように、電波や音波などから目的の周波数を取り出すこともフィルターの一つである。
この時のフィルターは日本語で濾波器と書くこともある。
通信 |
通信上におけるパケットフィルタリングでは、設定された条件に該当するパケットを遮断することで、攻撃的な通信の排除などが実現される。
メールサーバーで、コンピューターウイルスが混入しているものや、スパムを除去する機能も、フィルターということができる。
プログラム |
入力または出力をパイプで繋ぎストリームデータに対して処理を行なうプログラムのこと。
例えばsortなど。一般にフィルタープログラムは標準入出力を用いてデータの処理をする(標準入力→標準出力)ようにプログラミングされている。
画像・映像 |
画像に対して効果を掛ける機能もフィルターである。カメラ用のレンズフィルターのような作用をする。
例えば、次のような様々な処理が画像や映像の加工が必要な場において使われている。
リンク |
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