ヒートパイプ
読み:ヒートパイプ
外語:heatpipe
熱を効率よく移動させる管(パイプ)。冷却装置として使われることが多い。
概要
気体や液体などを通すことができる管になっている。
設計にもよるが、管には水などの液体が封じ込められている。
パイプが熱源で熱せられると液体は蒸発して蒸気となり、パイプの上方に移動する。移動した蒸気は熱を受け取る部分(ヒートシンクなど)で冷やされ液体に戻る。液体になったものは毛細管現象で熱源のほうに戻る。この仕組みにより大幅に熱の移動速度が上がることになる。
放熱を意識した市販のCPUクーラーはヒートパイプの本数を競ったりしており、このようにして現在では、大きなコンピューターから小さなコンピューターまで、プロセッサーからの熱を効率よく冷やすためによく利用されている。
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