Zacate
読み:ジカット
外語:Zacate
AMD Fusion APU
として開発された
APU
の開発コードネームの一つ。低消費電力で性能に重点が置かれたEシリーズ向け。テクニカルライターの笠原一輝によれば「ジカット」と読むらしい。
目次
概要
仕様
沿革
特徴
コンセプト
Brazos
製品
概要
仕様
製造プロセス: 40nm Bulk
CPUコア:
Bobcat
TDP
: 18W
L1キャッシュ: 128Kiバイト/各コア
L2キャッシュ
: 512Kiバイト/各コア
ソケット:
Socket FM1
沿革
2011(平成23)年1月4日: Fusion APU Eシリーズ発売
特徴
コンセプト
AMD Fusion APUの第一弾の製品で、省電力とパフォーマンスを両立させたプロセッサーである。
低消費電力に重点が置かれるのは同時発売の「Cシリーズ」のコア「
Ontario
」と同じだが、「Eシリーズ」はTDPが若干高い代わりにCシリーズよりも性能側に重点を置いたシリーズとなる。
Webを眺めながら
音楽
を聴く、といった二つの動作を同時にする一般的な需要にも充分なパフォーマンスを持っている。
後継は「
Llano
」である。
Brazos
APUと、I/O機能を提供するFCH(Fusion Controller Hub)で構成されるプラットフォームを
Brazos
という。
型番3桁の初代Brazosと、型番1000番台のBrazos 2.0が存在する。
製品
各シリーズの製品は、以下のものがある(→の右側はTurbo CORE時の周波数)。
E (Brazos)
E-450 (2コア、1.65GHz) + HD 6320 (508MHz→600MHz)
E-350 (2コア、1.6GHz) + HD 6310 (492MHz)
E-300 (2コア、1.3GHz) + HD 6310 (488MHz)
E-240 (1コア、1.5GHz) + HD 6310 (500MHz)
E1 (Brazos 2.0)
E1-1200 (2コア、1.4GHz) + HD 7310 (500MHz)
E2 (Brazos 2.0)
E2-1800 (2コア、1.7GHz) + HD 7340 (523MHz→680MHz)
E2シリーズは、後に
Llano
コアの製品も登場した。
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