WIMP |
辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST) |
読み:ウィンプ |
外語:WIMP: Weakly Interacting Massive Particles |
品詞:名詞 |
大きく二つに分けて考えられている暗黒物質(ダークマター)の一つ。暗黒物質の本命、有力候補と考えられるもの。
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概要 |
電磁波などを利用した既存の観測機器では検出できないような素粒子で出来ているもの。
WINPはもう一つの暗黒物質MACHOの逆で、弱虫という意味である。Weakly Interacting Massive Particles(相互作用の弱い大型粒子)というのは、後からのこじ付けである。
特徴 |
候補 |
「バリオンではない何か」であると考えられている。これらは大きく、熱い暗黒物質、冷たい暗黒物質とに分けられている。
次のようなものが想定されている。
暗黒物質の正体候補の一つとしてニュートリノがあり、ニュートリノに質量があるか分からない頃から期待されていた。しかし、小柴昌俊によりニュートリノの質量が証明されると、ニュートリノの質量は暗黒物質の質量の数%に過ぎないことが判明した。
観測 |
WIMPが対消滅する過程でγ線や電子/陽電子などを生成すると予測されている。
したがって、これらを観測することで、間接的にWIMPの存在が確認できる。
リンク |
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