ろ座方向に見られる銀河で、2012(平成24)年5月時点で、地球から最も遠方にある可能性がある天体。
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 03h 32m 29.54s
- 赤緯: −27°46′28.4″
- 銀経: (該当資料なし)
- 銀緯: (該当資料なし)
- 所属
- 距離
- (説1)
- 赤方偏移: z=10.3
- 光が届くまでの時間: 約132.73億年 (z=10.3から計算)
- 実際の距離: 約318.75億光年 (z=10.3から計算)
- (説2)
- 赤方偏移: z=11.9
- 光が届くまでの時間: 約133.57億年 (z=11.9から計算)
- 実際の距離: 約328.88億光年 (z=11.9から計算)
- 伴銀河: (該当資料なし)
- 規模
- 半径: (該当資料なし)
- 質量: (該当資料なし)
- 光度: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
- 絶対等級(MV): (該当資料なし)
- 等級: (該当資料なし)
- タイプ: (該当資料なし)
- 視線速度(RV)=後退速度
- (説1)
- みかけの後退速度: 295133.32km/s(254995.2km/cBeat) (z=10.3から計算)
- 実際の後退速度: 689221.42km/s(595487.3km/cBeat) (z=10.3から計算)
- (説2)
- みかけの後退速度: 296210.92km/s(255926.2km/cBeat) (z=11.9から計算)
- 実際の後退速度: 711122.75km/s(614410.1km/cBeat) (z=11.9から計算)
- 固有運動(μ): (該当資料なし)
観測のため、まず、ろ座の一角に「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」(HUDF)を定めた。
この範囲内の深宇宙をハッブル宇宙望遠鏡でくまなく観測し、その中から観測された銀河の一つである。赤方偏移量z=10.3±0.8と見込まれ、距離にして約132億3800万光年。ビッグバンから約4億6千万年後の時代の銀河である。明確な距離は暗すぎてハッブルでは分からないがz>10は確実であり、z>10の銀河として初めて観測されたものである。
これに続き、再びろ座の一角に「ハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールド」(HXDF)を定め探査を実施した。この時は前回よりも更に遠く、赤方偏移量z=11.9の可能性が示されたという。
ハッブル宇宙望遠鏡の後継として「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が打ち上げ予定となっており、正確な距離(赤方偏移量)はこの望遠鏡で求められると期待されている。
用語の所属
銀河