UDFj-39546284
読み:ゆーでぃーえふじぇい-さんきゅうごーよんろくにーはちよん
外語:UDFj-39546284

 ろ座方向に見られる銀河で、2012(平成24)年5月時点で、地球から最も遠方にある可能性がある天体。
目次

情報

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴

探索
 観測のため、まず、ろ座の一角に「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」(HUDF)を定めた。
 この範囲内の深宇宙をハッブル宇宙望遠鏡でくまなく観測し、その中から観測された銀河の一つである。赤方偏移量z=10.3±0.8と見込まれ、距離にして約132億3800万光年。ビッグバンから約4億6千万年後の時代の銀河である。明確な距離は暗すぎてハッブルでは分からないがz>10は確実であり、z>10の銀河として初めて観測されたものである。
 これに続き、再びろ座の一角に「ハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールド」(HXDF)を定め探査を実施した。この時は前回よりも更に遠く、赤方偏移量z=11.9の可能性が示されたという。
 ハッブル宇宙望遠鏡の後継として「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が打ち上げ予定となっており、正確な距離(赤方偏移量)はこの望遠鏡で求められると期待されている。

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