TMS9995
読み:ティーエムエスきゅうきゅうきゅうご
外語:TMS9995

 Texas Instruments社の開発した16ビットマイクロプロセッサー(公称)。
目次

概要
 先代のTMS9900は大規模向きだったが、これを小規模な組み込み用としたもの。
 5V単一電源、クロックジェネレーター内蔵、タイマーカウンター内蔵、などがある。
 日本では「ぴゅう太」に搭載されたことで有名。

特徴

16ビット
 TMS9900もTMS9995も、レジスターは僅か3個だけである。
 これらは16ビットであり、また演算器も同様に16ビットなので、公称16ビットマイクロプロセッサーというわけである。

ワークスペース
 レジスター3個だけでは演算も満足に出来そうに無いが、普通のマイクロプロセッサーが演算に使うようなレジスターがどこにあるかというと、それはメインメモリー上にある。
 そのレジスターをポイントするのがWPレジスターである。
 メモリー上のレジスターもやはり16ビット長であり、0〜15番まで計16個ある。

スタック
 このマイクロプロセッサーは、ハードウェアでのスタック機能はない。
 ただ、レジスターは16個もあるので、いわゆるサブルーチン呼び出し時には元のPCなどをレジスター内に格納する。同様にPUSH/POP命令などもないが、WPを変えることでレジスターの保存や復帰が簡単にできる。

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