フリップフロップの一つ。Tフリップフロップ、Tタイプ、あるいは「トグル」と呼ばれ、入力があるたびに保持内容が反転する。

バイナリカウンターやリップルカウンターは、このフリップフロップで作られる。

目次 概要 動作 特徴 等価回路 RSFFでの構成

概要

入力はただ一つのみ持ち、Tと呼ぶ。JKFFのJとKを一つにまとめてTとしたものとも言える。

出力はただ一つのみ持ち、Qと呼ぶ。なお、このQの論理を反転させた￣(Q)を同時出力するのも普通である。

簡略化記号

動作

特徴

入力Tの立ち上がりで、出力Qが反転する。

遷移表は次のとおりである。

入力T	出力Q
	変化前	変化後
0	0	0
	1	1
1	0	1
	1	0

等価回路

変化前の出力をQ、変化後をQⁿとすると、論理式は次のようになる。

Qⁿ = ￣(T)Q + T￣(Q)

この式をMIL記号で表わすと、次のようになる。

RSFFでの構成

RSFFでTFFを構成する場合は、次のような回路となる。

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用語の所属
フリップフロップ
関連する用語
バイナリカウンター
リップルカウンター
RSTFF

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