ぼうえんきょう座の棒渦巻銀河ESO 184-G82に出現した極超新星。
- 位置: 母銀河の腕
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 19h 35m 03.31s (可視光)
- 赤緯: -52°50′46.10″ (可視光)
- 銀経: ‐
- 銀緯: ‐
- 所属
- 星座: ぼうえんきょう座
- 銀河: ESO 184-G82
- 距離: 約1億4,000万光年
- 実視等級(V): 不可視
- 種類: 極超新星
- 発見: 1998(平成10)年4月25日
- 絶対等級(MV): (該当資料なし)
- スペクトル型: (該当資料なし)
- 色指数
- B-V: (該当資料なし)
- U-B: (該当資料なし)
- V-Rc: (該当資料なし)
- R-Ic: (該当資料なし)
- 視線速度(RV): ‐
- 固有運動(μ)
- 恒星名: (該当資料なし)
- 種類: (該当資料なし)
- 質量: (該当資料なし)
- 半径: (該当資料なし)
- 光度: (該当資料なし)
- 表面温度: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
この天体は、1998(平成10)年4月25日にγ線天文衛星ベッポ・サックス(Beppo-SAX)が検出したγ線バーストGRB 980425を光学的に観測すべく、チリ ラシーヤのESO(ヨーロッパ南天天文台)の望遠鏡を4月28日に向け、銀河の腕に15等級の超新星が出現しているのを発見したものである。
この天体のうち、超新星成分がSN 1998bwである。
γ線バーストと超新星の位置が一致したのはこれが初であり、一つの爆発が可視光領域では超新星、γ線領域ではγ線バーストとなる可能性が見いだされた。その後、世界中の天文学者が追跡観測を行なうこととなる。
この超新星のスペクトルには広い吸収線が見られ、ここから極めて高速に膨張(爆発)していることが見いだされた。その速度は30000[km/s]と見積もられ、それは光速の10%にも達するものだった。
しかし同時に、これは既知のあらゆる超新星と特徴を異にするものであった。水素の線が見えないためI型超新星と考えられたが、珪素の線(Ia型超新星)やヘリウムの線(Ib型超新星)も見られない。そのため一旦はIc型超新星に分類されたものの、従来のIc型超新星との類似性が見られなかった。その後、この天体は極超新星であると結論づけられたのである。
用語の所属
極超新星
関連する用語
γ線バースト