SH4AL-DSP
読み:エスエイチフォーエイエル-ディーエスピー
外語:SH4AL-DSP

 ルネサスの開発した組み込み用32ビットRISCマイクロプロセッサーコアの名で、SuperHシリーズの一つ。
目次

概要
 マイクロプロセッサーコアの処理性能は、クロック1MHzあたり1.8MIPSである。216MHz動作で389MIPS、266MHz動作で478MIPSである。SH-Mobile3で初めて採用された。
 なお、SH4AL-DSPというのはあくまでもマイクロプロセッサーコアの名であり、SH4AL-DSPという製品はない。様々な周辺回路を実装しパッケージ化したものが実際の製品である。SH7xxxというのがグループ名で、この中で仕様に応じSH-Mobileシリーズの製品名が付けられ、製品として販売されている。
 現在入手可能なものに、次のようなものがある。
 関連するシリーズは次のとおり。

特徴

仕様

基本的なアーキテクチャー
 SH4AL-DSPは、SH-1と同様に32ビットの汎用レジスターが16本あり、16ビット固定長の命令セットを使うことでコード効率を高めている。
 パイプラインの段数は、SH-4Aと同様に7段で、高クロックに対応した。
 アーキテクチャーが2ウエイのスーパースケーラーであること、命令長が16ビット固定長であること、浮動小数点演算器(FPU)とメモリー管理ユニット(MMU)が標準装備であることは、SH-4と同様である。

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