ルネサスの開発した組み込み用32ビットRISCマイクロプロセッサー、SH-Mobileシリーズの一つ。
- グループ名: SH73180
- 型名: R8A73180BG
- 動作周波数: 216MHz
- パッケージ: 409ピンCSP
- 価格: 4,000円(税別)(1万個ロット時)
- CPUコア: SH4AL-DSP
- 電源電圧
- 内部: 1.1〜1.3V
- 外部: 2.5〜3.3V または 1.65〜1.95V
- 最大動作周波数: 216MHz
- 最大処理性能: 389MIPS(216MHz動作時)
- 内蔵RAM: 256Kiバイト
- メモリー
- キャッシュ
- 容量: 分離型、32Kiバイト命令/32Kiバイトデータ
- 方式: 4ウェイセットアソシアティブ方式
- X/Yメモリー(DSP用): 16Kiバイト
- 内蔵周辺機能
- 300万画素カメラ対応機能
- MPEG-4フル・ハードウェアアクセラレータ
- 2D/3Dグラフィックスエンジン
- DMAC ×6チャンネル
- MMU
- ビデオ出力ユニット
- TFTカラー液晶対応LCDコントローラー
- インターフェイス
- 専用インターフェイス(ベースバンドLSI接続等)
- NAND/AND型フラッシュメモリーインターフェイス
- ビデオI/O(カメラモジュール直結インターフェイス)
- I2Cインターフェイス
- クロック同期シリアルインターフェイス ×1チャンネル
- FIFO付シリアルインターフェイス ×1チャンネル
- 調歩同期式シリアルインターフェイス ×1チャンネル
- サウンドインターフェイスユニット ×2チャンネル
- パッケージ
- 409ピンCSP(12mm×12mm、0.5mmピンピッチ、厚さ1.4mm)
SH-Mobileシリーズとして、初めてマイクロプロセッサーコアにSH4AL-DSPを採用した製品である。
このコアは216MHz時に389MIPSの処理性能となる。従来のSH3-DSPコア製品の最大処理性能が173MIPS(133MHz動作時)であるとの比較し、約2.3倍の性能向上を実現した。
300万画素クラスのカメラモジュールと直結可能なインターフェイスを搭載し、画像処理を行なうことができるため、カメラ付き携帯電話などに有用である。
また、ビデオ出力ユニットを搭載しているため、携帯電話をテレビに接続し、写した画像をテレビに映すことも可能である。
英国Imagination Technologies, Ltd.(IMG社)の2D/3Dグラフィックスエンジン「PowerVR MBX Lite」を搭載し、高品質の2D/3D画像を高速表示できる。
またMPEG-4のフル・ハードウェアアクセラレータを搭載しているため、テレビ電話、ビデオメール等に対応できる。
用語の所属
SuperH
RISC
関連する用語
SH4AL-DSP
SH-Mobile3A