PowerPC G5
読み:パワーピースィー-ジーファイヴ
外語:PowerPC G5: PowerPC Generation 5

 Apple Computerによる呼称で、第五世代PowerPCのこと。
目次

概要
 POWER4ベースのPowerPCである。64ビット化への対応と、ビッグエンディアンへの特化(リトルエンディアン対応を削除)などが特徴である。但し、PWRficientによる互換プロセッサーは従来どおりバイエンディアンに対応している。
 32ビットおよび64ビットのRISCプロセッサーで、両者には互換性が確保されている。
 64ビット版PowerPC G5は最高2.7GHzで動作し、理論上4Tiバイトまでのメモリーを扱うことが可能。加えて32ビットアプリケーションバイナリをネイティブでサポート、プロセッサーと等速動作の512Kiバイトの内蔵2次キャッシュ、対称型マルチプロセッシング(SMP)、倍精度浮動小数点演算ユニットを2機搭載、などの特徴を持つ。
 そして、スーパースケーラー、スーパーライン構造の実行コアにより、最適化されたVelocity Engineを組み合わせることで215のインフライト命令を同時に並列処理できる。
 SOI技術を用い、0.13μmプロセスルールにより製造される。このチップには公称1,131フィート(345m)の長さの銅配線が存在するとされる。

特徴
 このプロセッサーを採用していたMacintoshがIntelプロセッサーへと移行したため、結果としてPowerPC最後のシリーズとなった。

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