PIC
読み:ピック
外語:PIC

 一般には、マイクロチップ・テクノロジー社のワンチップ8ビットマイクロプロセッサー、PIC16シリーズを言う。
目次

概要
 PICは、命令を12〜14ビット固定長にすることで、効率を上げている。
 
 
 

特徴

アーキテクチャー
 PICは、ノイマン型電子計算機である一般的なCPUとは異なり、ハーバード・アーキテクチャーと呼ばれるアーキテクチャーを採用したマイクロプロセッサーである。
 命令とデータのアドレス空間は完全に分離されている。命令は1バイトが12〜14ビット、データは1バイトが8ビットのアドレス空間である。データ空間の情報を読み書きできる命令はあるが、命令空間に触れるための命令は持っていない。
 ハーバード・アーキテクチャーとRISCを活用して、1命令を1マシンサイクルで実行することができる。

用途
 秋月キットなどで販売され一部マニアで受けているほか、安価であったため一部の組み込み用プロセッサーとして利用されていた。
 しかし実際に実用として使用されている数は謎で、同じ秋月キットのTMP-Z84C015と比較するとマイナーである。
 実際の利用例としては、著作権問題でゆれ、不正競争防止法などで規制がかかるMOD-CHIPも実はPICである。MOD-CHIPはMicroChip社の12C508か12C509が多く用いられていた。RHP(Red Hand Protect)対策チップでは、12C508Aが主流である。

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