PIC |
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置商品名編 (INCPU) |
読み:ピック |
外語:PIC |
品詞:名詞 |
一般には、マイクロチップ・テクノロジー社のワンチップ8ビットマイクロプロセッサー、PIC16シリーズを言う。
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概要 |
PICは、命令を12〜14ビット固定長にすることで、効率を上げている。
PIC 16C73A/JW
PIC 16C73B/JW
PIC 16C73A-10/SP
特徴 |
アーキテクチャー |
PICは、ノイマン型電子計算機である一般的なCPUとは異なり、ハーバード・アーキテクチャーと呼ばれるアーキテクチャーを採用したマイクロプロセッサーである。
命令とデータのアドレス空間は完全に分離されている。命令は1バイトが12〜14ビット、データは1バイトが8ビットのアドレス空間である。データ空間の情報を読み書きできる命令はあるが、命令空間に触れるための命令は持っていない。
ハーバード・アーキテクチャーとRISCを活用して、1命令を1マシンサイクルで実行することができる。
用途 |
秋月キットなどで販売され一部マニアで受けているほか、安価であったため一部の組み込み用プロセッサーとして利用されていた。
しかし実際に実用として使用されている数は謎で、同じ秋月キットのTMP-Z84C015と比較するとマイナーである。
実際の利用例としては、著作権問題でゆれ、不正競争防止法などで規制がかかるMOD-CHIPも実はPICである。MOD-CHIPはMicroChip社の12C508か12C509が多く用いられていた。RHP(Red Hand Protect)対策チップでは、12C508Aが主流である。
リンク |
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