PC相対
読み:ピースィーそうたい
マイクロプロセッサーのアドレッシング方法の一つ。プログラムカウンター相対。
概要
現在位置(現在プログラムカウンターが指している場所)からの相対距離を、イミディエイトやレジスター直接などとしてアドレスを指し示す。
値の読み取りや、ジャンプ命令などで使われることが多い。
特徴
8ビットや16ビットクラスのマイクロプロセッサーでは直接アドレスを指す場合よりも処理時間が掛かることが多かったが、このスタイルは大昔から存在した。これを利用するとリロケータブルなプログラムを作ることができる。
CPU史を遡ると、Intelの8008や8080には存在しなかったが、Z80からはJR命令として実装された。命令長は2バイトと、通常のジャンプの3バイトより短かったが処理速度が遅かった。
ちなみに、近代的なプロセッサーでは原則としてPC相対命令を使用するのが一般的のようである。
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