MMP-3
読み:マトリックス-メタロ-プロテイナーゼ-スリー
外語:MMP-3: Matrix Metalloproteinase-3
線維芽細胞、滑膜細胞、軟骨細胞から分泌される蛋白分解酵素。
概要
関節リウマチで滑膜が増殖した際、滑膜表層細胞にて発現し、生成される酵素。
マトリックス分解作用により、関節の破壊を来たす原因になるとされている。
検体検査においては、免疫学的検査のうち「D014 自己抗体検査」に分類されている。検査料は120点である。
特徴
検査目的
関節液中に貯留したMMP-3はやがて血管やリンパ管に流れて血中に移行し、血清中MMP-3値を上昇させる。
従って血清中MMP-3値は、関節リウマチにおける滑膜増殖の程度を見るための指標になると考えられている。
正常値
診療機関によって様々だが、一例は以下の通り。
異常時
MMP-3が上昇する疾患として、次のようなものがある。
- 関節リウマチ(RA)
- 悪性関節リウマチ(MRA)
- 全身性エリテマトーデス(SLE)
- 腎疾患
- 癌
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