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Kryo
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置商品名編 (INCPU)
読み:クライオ
外語:Kryo
品詞:商品名

QUALCOMMの開発した携帯端末向けCPUの一つ。語源は不明。

目次
概要

Snapdragonシリーズで採用された、QUALCOMM開発のものとしては3代目のプロセッサーである。携帯電話向けチップセットであるMSMなどのシリーズで使われている。

命令セットはARMv7(ARMv8-A)となるアプリケーションプロセッサーであり、シリーズとして初の64ビットマイクロプロセッサーとなった。

ARM Cortexの対抗となるARM系RISCコアである。ARM Cortex-A15対抗だったKraitの後継で、ARM Cortex-A53対抗となっている。

Kraitは28nmプロセスで製造されていたが、Kryoは14nmプロセスで製造される。

特徴

最初にKryoを採用したのはSnapdragon 820である。

ちなみに、QUALCOMMはこれまで、Scorpion(サソリ)、Krait(毒ヘビ)と毒のある動物の名を用いていた。Kryoが何であるかは定かではないが、Cryo(ギリシャ語のκρ〓οを由来とする英語で、極低温の意)を由来とする造語である可能性がある。

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用語の所属
ARMアーキテクチャ
Snapdragon
関連する用語
Krait

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