K殻
読み:ケイかく
外語:K-shell

 電子殻のうち、最も原子核に近いもの。量子数1。
目次

概要
 副殻は1sのみ。
 総軌道数は1、総定員は2である。

特徴
 K殻はs軌道のみからなる。s軌道は最大1個まで存在できるため、総軌道数は1で、最大2個の電子が入ることができる。
 s軌道はK殻以外にもあるので、区別するために量子数を頭に付けてこれを1s軌道と呼ぶ。

名前
 最初に発見された電子殻である。
 名前がAではなくKであるのは、発見当時、更に内側に電子殻があるのではないかと考えられたためであり、アルファベットの真ん中あたりのKが取られた、とされている。
 しかし実際には、K殻より内側に殻は見つからなかった。

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