K7
読み:ケイなな
外語:K7: AMD K7 Processor
アルミニウム配線0.25μmプロセスルール版の、第一世代Athlonの開発コードネーム。AMDの第7世代x86互換プロセッサーであることから、7の名がある。
概要
9命令が同時投入できるスーパースケーラー構造のプロセッサー。
当時のライバルだったIntelのPentium IIIよりも高い周波数での動作が可能となっていた。
後継にK75がある。
特徴
- 128Kiバイトの1次キャッシュがコアに内蔵(オンダイ)されている。
- 2次キャッシュも、オンダイではないが512Kiバイト以上と大容量が搭載されていて、これはCPUクロックの半分の速度で動作する。
- マルチメディア命令はEnhanced 3DNow!に対応。
- システムバスにはCompaq Computer(旧DEC)のAlphaプロセッサーと同じEV6バスが採用されており、FSBクロック200MHzを実現させた。
- 動作クロックは500/550/600/650/700MHzが存在する。
問題点
K7には省電力機能が搭載されていたが、この機能は不完全で、BIOSでdisableにされていた。従って、常にTDPを消費する、爆熱プロセッサーだった。
どのように不完全かというと、省電力機能をenableにすると、PCIバスマスターによるメモリーアクセス時のキャッシュ・スヌープに時間が掛かりすぎ、例えばサウンド再生にブチノイズが混入するなどの問題が発生した。
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