KC160
読み:ケイスィーいちろくゼロ
外語:KC160
かつて、川崎マイクロエレクトロニクス(後のメガチップス)が開発したZ80のソフトウェア上位互換の16ビットマイクロプロセッサー。
概要
川崎製鉄から分社した川崎マイクロエレクトロニクスにより開発された。
実際の製品としてはKL5C16030があった。
現在はすでに製造販売を終了しており、中古や在庫品でしか入手は出来ない。またメーカーだった川崎マイクロエレクトロニクスも、2013(平成25)年4月1日付でメガチップスに経営統合されている。
特徴
仕様
バイナリレベルでZ80と互換性を持ちながら、16ビットに拡張されている。
- 16Miバイトのリニアアドレス空間
- 16ビット乗算/除算命令などの16ビット演算命令の追加
性能
動作クロックは16MHzまたは20MHzで、Z80換算で100MHz相当、同社従来製品KC80の約4倍速で動作する。16MHz時の最小命令実行時間は62.5ns、20MHz時で50ns。
KL5C16030には、シリアル、パラレル、EDO DRAM対応のDRAMコントローラーなどを内蔵している。
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