Intel Core M
読み:インテル-コア-エム
外語:Intel Core M

 IntelIA-32アーキテクチャーのうち、モバイル向けマイクロプロセッサーのブランド名。
目次

概要
 ファンレスで使用することを想定した、モバイル向けのプロセッサーである。
 Intelは、パソコン向けの製品が年々規模縮小していることもあり、ARMアーキテクチャに完敗したモバイル向け製品の分野でも主導権を奪いたい考えである。
 コアのベースは、Haswellマイクロアーキテクチャーの後期モデルであるBroadwellであり、最新の高性能コアを用いてCoreとしての性能を保ちながら、性能と低消費電力の両立を目指している。

特徴

発表まで
 最初にCore Mが紹介されたのはCOMPUTEX TAIPEI 2014で、この時はPGAソケットのモバイル向け製品(開発コードネームBroadwell-M)であり、2014(平成26)年後半に出荷開始予定と発表した。
 正式発表は2014(平成26)年9月、ドイツで開催されたディジタル家電展示会IFAにおいてであり、この時はBGAの製品(開発コードネームBroadwell-Y)のうち3種類のSKUが発表された。
 最初の製品のCPUコア、Broadwell-Yは最先端の14nmプロセスルールで製造される。トランジスタ数は13億、ダイサイズは82mm2、TDPは4.5Wである。

ARMではない
 最先端のプロセスルールで製造される、最新の高性能プロセッサーコアBroadwell-Yを用いており、タブレット/超薄型ノートPC向けとして開発されている。
 OSはAndroidやWindows系OSが可能。
 現時点では、ARM以外のCPUはたとえAndroidが動作したとしても、性能以前にARMではないという一点のみで訴求力がないという非常に困った状態だが、Core Mもそのような製品の一つである。ARMでなくても良いのであれば、日本のSuperHなども多少は日の目を見ても良かったはずである。

CPUコア
  1. Broadwell-Y

製品

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