IKAROS
読み:イカロス
外語:IKAROS: Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun
日本の小型ソーラー電力セイル実証機であり、世界初の惑星間ソーラーセイル宇宙機。
目次
概要
基本情報
仕様
沿革
特徴
計画
実証
ギネス世界記録
概要
基本情報
所有国:
日本国
打ち上げ: 2010(平成22)年5月21日06:58:22(
20日
@957)
ロケット:
H-IIAロケット17号機
発射台:
種子島宇宙センター大型ロケット発射場
第一射点
打ち上げ時質量: ‐
搭乗員: なし(無人)
国際標識番号: 2010-020E
軌道: 地球‐金星遷移軌道
仕様
CPU: (不明)
OS:
μITRON
(eT-Kernel)
沿革
2010(平成22)年5月21日06:58:22(
20日
@957): 打ち上げ
2010(平成22)年12月8日16:38(@359): 金星フライバイ成功、実験終了(定常運用終了)
以下は、後期運用すなわち実験終了後の更なる挑戦。
2011(平成23)年10月18日: 逆スピン運用
2012(平成24)年1月6日: 冬眠モード(発生電力低下による搭載機器シャットダウン)に移行を確認
2012(平成24)年9月6日: IKAROSらしき電波を発見
2012(平成24)年9月8日: IKAROSであることを確認、冬眠モードから明けた(復旧)ことを確認
特徴
計画
金星探査機「
あかつき
」と同時に打ち上げられた、超薄膜の帆を広げ「太陽光圧」で飛行する宇宙船である。
帆の一部には薄膜の太陽電池が貼り付けられ発電も同時に実施、帆だけで宇宙空間の航行が可能なことと、薄膜太陽電池での発電が可能なことの実証が目指された。
実証
2010(平成22)年12月8日16:38(@359)、金星フライバイ成功させ、予定していた実験が無事終了した。
ギネス世界記録
次の2件で、ギネス世界記録に認定された。
最初の惑星間ソーラーセイル宇宙機「IKAROS」 (First interplanetary solar sail spacecraft)
最小の惑星間子衛星「DCAM1とDCAM2」 (Smallest interplanetary subsatellite)
受賞については、2012(平成24)年11月30日にJAXAが発表した。
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