Haswellマイクロアーキテクチャーの前期プロセッサーコアで、ハイエンド向け。
現地時間で2014(平成26)年8月29日に発表された。
最大8コアで、4チャンネルのDDR4 SDRAMに対応するハイエンド機向けのプロセッサーである。
4チャンネルのDDR3 SDRAMに対応していたIvy Bridge-Eの後継モデルとなる。
最初のSKUラインナップはCore i7-5960X/Core i7-5930K/Core i7-5820Kで、8コアの最上位5960XはTDPを抑えるために定格3GHz、Turbo Boostで3.5GHzに抑えられている。この時点でメインストリーム向け最新となるCore i7-4970K(4GHz→4.4GHz)と比較するとクロック周波数では劣るが、コア数が倍増していることから最大で79%高速になるとしている。
Haswell-Eでは、最下位モデルの5820KはPCI Expressのレーン数が40レーンから28レーンに削減されているなど、モデル間の差別化を従来よりも図っている。
Xeon用のプロセッサーコアである。
次のラインナップがある。
- Haswell-EX (Xeon E7 v3/Core i7 Extreme) ミッションクリティカル、大規模サーバー
- Haswell-EP (Xeon E5 v3) メインストリームサーバー
- Haswell-EN (Xeon E3 v3) エントリーサーバー
次のような製品がある。
- サーバー用
- Xeon E7 v3
- Xeon E5 v3
- Xeon E3 v3
- デスクトップ用
ブランド名は従来のCore i7/5/3と同様でプロセッサーナンバーで区別する。更に、同じプロセッサーナンバーでも末尾の英字記号で区別されることがある。
情報が不明確なものは記載していない。
- Haswell-EX
- Core i7 Extreme
- 5960X (Turbo時3.5GHz/20MB/8コア) TDP 140W
- 5930K (Turbo時3.7GHz/15MB/6コア) TDP 140W
- 5820K (Turbo時3.6GHz/15MB/6コア) TDP 140W
- Haswell-EP
用語の所属
Haswellマイクロアーキテクチャー
Haswell
関連する用語
Haswell-DT
LGA2011-v3
Ivy Bridge-E