鼻カニューレ
読み:はな-かにゅーれ
外語:nasal cannula
鼻腔から酸素を供給する器具。主として低濃度酸素吸入で使われる。鼻カヌラ、鼻カニュラ、経鼻酸素カニューレなど表記ゆれ多数。
概要
酸素ボンベなどの酸素源と、鼻を繋ぐチューブである。
口呼吸ではなく鼻呼吸を徹底する必要があるが、酸素を吸入しながら会話や食事が出来るため、QOL向上に適している。
特徴
構造
耳で固定し喉で絞るため輪のようになっていて、輪の径はスライディングスリーブによって調整できるようになっている。
- プロング ‐ 鼻に挿入する二つの突起
- カニューレ ‐ 輪のようになっている部分
- スライディングスリーブ(スライドリング) ‐ カニューレの径を絞ったり開いたりするためのもの
- 3ウェイコネクタ ‐ 酸素供給源に繋がる部分と、輪になったカニューレそれぞれで計3つを繋ぐための分岐部分
- 酸素チューブ
- 酸素チューブコネクタ ‐ 酸素供給源に繋ぐためのジョイント。酸素ボンベを使う場合は、ボンベに接続された圧力調整器に繋がれる
使用方法
突起部分(プロング)を鼻に挿入し、カニューレを左右の耳に掛ける。喉部分で、苦しくない程度にスライディングスリーブ(スライドリング)を用いて締めて固定する。
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