高温超伝導
読み:こうおんちょうでんどう
外語:high-temperature superconductivity

 (それまでと比較し)高温で行なう超伝導のこと。液体窒素温度(〜77[K])で起こる超伝導のことをいう。
 それまでは液体ヘリウムを使った超低温(約3[K])でしかできなかった超伝導だが、それよりも高温である液体窒素での超伝導が可能となったことから、高温超伝導と呼ばれる。高温とはいっても、最高温度の77[K]でも摂氏で−196.15[℃]に相当するので、普通の人間の感覚では相変わらず超低温であることに違いはない。
 液体窒素は安価な上に扱いも容易である。1980年代にこの反応は発見されたが、今なおその発現機構は完全には解明されていない。

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