酸度 (日本酒)
読み:さんど
日本酒に含まれる酸の量を意味し、酒の味の濃淡を見るための尺度の目安。
概要
酸が多いものは「濃醇」、酸が少ないものは「淡麗」という。
日本酒の場合、数十種類の酸が含まれるが、うち琥珀酸や林檎酸の二つで8割以上を占めているとされる。
指標は、日本酒10mlに含まれる酸を中和するのに要する10%水酸化ナトリウム溶液の量で表わされる。
数値が大きい(酸度が高い)ほど酸が多く辛口で味が濃い酒となり、小さい(酸度が低い)ほど酸が少なく甘口で薄味の酒となる。
特徴
概ねの風味としては、次のようである。
基準は日本酒度0で、日本酒度がマイナスの場合は酸度が少なめの風味を、日本酒度がプラスの時は酸度が高めの風味を参照のこと。
- 酸度2.4以上 ‐ かなり濃い
- 酸度1.8〜2.4 ‐ 少し濃い
- 酸度1.6〜1.8 ‐ どちらでもない
- 酸度1.6以下 ‐ 少し薄い
これは参考で、実際の風味は異なることがある。
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