超銀河団
読み:ちょうぎんがだん
外語:supercluster of galaxies

 銀河団銀河群が集まって作られた、1億光年を超える大規模構造のこと。
目次

概要
 数十〜数百の銀河団を含み、直径は数億光年(50Mpc程度)にも達する。
 銀河系から1億光年以内にある銀河は、観測により薄い円盤部と、それを取り巻く銀河ハローからなることが分かっており、これを「局部超銀河団」と呼ぶ。銀河系は、この超銀河団に属している。

特徴

宇宙の大規模構造
 逆に、1億光年以上の規模に渡って殆ど銀河ない領域をボイド(超空洞)と呼ぶ。
 超銀河団同士を繋ぐ「フィラメント」やボイドなどから、宇宙の大規模構造が作られている。
 このような大規模構造は、観測により25億光年彼方まで、あまねく存在することが確認されている。

重力
 銀河団や銀河群を集中させるためには、相応の重力の中心が必要である。
 例えば「局部超銀河団」は、全てケンタウルス座の方向に運動をしており、この重力の中心はグレート・アトラクターと呼ばれている。

主な超銀河団
 超銀河団として同定されている主なもの。所属する代表銀河団を併記する。

再検索