調光器
読み:ちょうこうき
照明器具の光量を調節できる装置。
概要
調光器が使える光源は白熱電球やLED照明などである。蛍光灯用も存在はするが、ランプ、安定器ともに調光用のものを使用する必要がある。
調光のための手法は大きく三種類がある。
- PWM調光 ‐ 電源のパルス幅を調整するもの。主としてLED照明用
- 位相制御調光 ‐ トライアックを使い交流波形の一部を切断することで流れる電流値を調整し、光量を変えるもの
- デジタル制御調光 ‐ 照明器具自体に光量調整機能を持たせたもの。電源線とは別の信号線で調光器から信号を送るが、その分高価になる
位相制御調光は、フィラメントのように電流が流れると発熱しそれが光になる光源に適している。波形を崩すことで光量を変えるものなので発光原理の異なるLED照明には使えないが、電源線だけで調光できるので安価に済む利点がある。
特徴
スライドスイッチ式のものや、ロータリースイッチ式のものなど、様々ある。
埋込連用取付枠に付けられるタイプのものや、より大型のもので、埋込連用取付枠は使用せずに埋込形スイッチボックス(ボックスが金属製の場合は塗りしろカバーを併用)に直接ネジで固定するようになっているものもある。
1連用サイズで一体化しているものは上に調光器のロータリースイッチ、下に照明器具自体をON/OFFするための電源スイッチとして単極スイッチが付いているものが多い。埋込連用取付枠に付けるタイプは、調光器は2枠使い、残るもう1枠に単極スイッチの埋込連用タンブラスイッチを付けて使う。
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