解熱鎮痛消炎剤
読み:げねつ-ちんつう-しょうえんざい

 解熱、鎮痛、消炎作用を持った薬剤。風邪薬としても使われる薬剤の一分野。
目次

概要
 日本標準商品分類番号における薬剤分類で、「114 解熱鎮痛消炎剤」として分類されている薬剤である。
 熱を下げ、炎症を抑え、頭痛や筋肉痛・関節痛・神経痛など様々な痛みを緩和させる働きがある。
 三種類の目的のうちどの効果が強いか弱いか等により、「鎮痛剤」や「解熱鎮痛剤」など、様々な呼び分け、表記揺れが存在する。
 なお、神経障害性疼痛などに使われるファイザーのリリカ(一般名プレガバリン)は、使用目的は鎮痛剤であるが「119 その他の中枢神経系用薬」の分類である。

特徴

段階
 目的に応じて様々な種類があるが、その殆どはNSAIDs(非ステロイド系抗炎症剤)と呼ばれるものである。NSAIDsが効きにくい神経痛などには、他の種類の鎮痛剤が使われることもある。
 がんの痛みに対しては「WHO方式がん疼痛治療法」という指針があり、痛みの強さに応じて3段階が設定されている。
 NSAIDsとオピオイドは作用機序が異なるため、併用することもある。

種類
 主要なものは次の通り(順不同)。NSAIDsの詳細についてはNSAIDsの項を参照のこと。

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