種子島宇宙センター - 通信用語の基礎知識

種子島宇宙センター
読み：たねがしまうちゅうセンター

　種子島、鹿児島県熊毛郡南種子町茎永にある、宇宙航空研究開発機構(JAXA)(かつてのNASDA)のロケット発射場。

設備
　ここには、南北で大きく二つ射場(ロケット発射施設)がある。

大崎射場
　北側にある設備で、大型ロケットを打ち上げる射場である。
　現在、H-IIAロケットの打ち上げに使われるのは大型ロケット発射塔である。これは、H-IIロケット用として新たに建設された大型ロケット用の打ち上げ施設で、二つの射点がある。

大型ロケット発射塔
- 第1射点(LP-1)
- 第2射点(LP-2)
大型ロケット組立棟(VAB)
大型ロケット移動発射台(ML)
大型ロケット発射管制棟(ブロックハウス)
中型ロケット発射場
- H-IロケットやJ-Iロケットで使われていた、中型ロケット用の打ち上げ施設。
- 現在は使われていないが、今後はロケットの地上分離実験などに使用される予定。
大崎展望台
ロケットの丘展望台
大崎データ受信局
打上体験館
大崎貯水場
第1衛星組立棟
第2衛星組立棟
衛星フェアリング組立棟
大崎発電所
液体エンジン試験場

竹崎射場
　南側にある設備で、小型ロケットを打ち上げる射場である。
　1991(平成3)年からは、TR-IA(宇宙実験用小型ロケット)の打ち上げに使われている。

特徴
　陸から離れた島であるため環境は良好だが、漁業対策で打ち上げ時期が限られる。
　桝添要一議員によると、近年は、発射時に支那の不審船が妨害電波などを出す妨害活動のために現われるようになった(らしい)。このため海上自衛隊などが警備にあたっているらしい。