神舟5号
読み:しんしゅう-ごごう
外語:SZ-5: Sh〓n Zh〓u 5

 中国国家航天局(CNSA)の宇宙船の5号機で、初の有人飛行船。支那北西部甘粛省の酒泉宇宙センターから2003(平成15)年10月15日、飛行士一人を乗せて長征2号Fロケット "神箭" で打ち上げられ、10分後に地球周回軌道に乗り、打ち上げを成功させたとされている。
 国際標識番号2003-045A。
目次

特徴

飛行について
 神舟5号は地上から約200〜350km上空の楕円軌道を周回した後、軌道を変えて地上から343km上空の円軌道に乗り、約21時間で地球を14周したとされる。
 翌日の2003(平成15)年10月15日07:23(JST)(14日@974)、帰還船が切り離され、予定通りに内モンゴル自治区中部の四子王旗着陸場に帰還したとされる。
 パラシュートで草原地帯に軟着陸、予定着陸点からの距離は4.8kmであったとされる。
 なお、軌道船は宇宙に残り科学実験を続けることになっている。

有人飛行
 この成功により、支那は1961(昭和36)年の旧ソ連(現ロシア)とアメリカに続き3ヶ国目の有人飛行船打ち上げ成功国となったとされている。
 支共政府はこの飛行に21億8000万ドルを費やしたと発表し、今後も軍事力増強と平行して宇宙開発を続け、月探査や独自の宇宙ステーション計画なども行なう考えを示している。

搭乗員について
 搭乗した飛行士は遼寧省出身の人民解放軍空軍パイロット、楊利偉・中佐(38歳)とされる。
 仕様上、搭乗員は移動できず、約21時間同じ座席に座り続けていたそうである。

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