矮惑星
読み:わいわくせい
外語:dwarf planet
準惑星の仮称。
概要
英名が「dwarf planet」だったので、これまでの経緯、例えばwhite dwarf star=白色矮星などより、矮惑星という仮称で一般に呼ばれるようになった。
しかし経緯は不明だが、学会では訳語として「準惑星」とすることなり、2007(平成19)年3月21日に日本学術会議の「太陽系天体の名称等に関する検討小委員会」で案がまとまった。
なぜ矮惑星ではないのか
なぜdwarf starが矮星であるのに、dwarf planetが準惑星なのか、その理由は検討小委員会曰く、「矮」の字が差別的だから、という理由による。
天文学では、準はquasiの訳語として既に頻用されており、実際にクエーサーの別名として「準星」というものがある。また別に、quasi satelliteと呼ばれる天体があり「準衛星」と訳されている。
準と矮では全く異なる言葉の使われ方をしている状況で、敢えて学会は矮惑星ではなく準惑星という訳語を選択した。
選語理由が非論理的であり、今後の混乱が予想される。
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