熱暴走 (1)
読み:ねつぼうそう
外語:Heat reckless driving
プロセッサーが発熱し、正常に駆動しなくなること。
集積回路(IC)は半導体中を電子が移動することでその機能が得られるが、代わりに発熱を起こす。この温度が限界最高温度を越えると電子の制御が効かなくなってしまうため、この温度を越えては動作できない。熱暴走とは、その温度を超え、集積回路が正常動作できなくなった状態を言う。そのため冷却する方法が必要になり、主として空冷や水冷が使われる。空冷の場合、ケースに穴を空けて空気の流れを確保している。
熱を発生しやすいものとしては、CPUやレギュレータなどがあげられる。特にCPUの場合、多くがCMOS構造であるため、クロック周波数が上がる程に発熱量が増す傾向にある。
パソコンでは、かつては改造した機械以外では無縁だったが、今では無改造でも性能の悪いクーラーを使用していると発生する。一部のマニアは "熱暴走は男のロマン" などと言い出したりもするが、ロマンを追求するとマシンは動かない。
冷却効率の高いCPUクーラ
(1)ヒートシンク イボイボ付きの金属板. 面積を広げ放熱を促す.
(2)ファン 風を吹き付けて強制的に空冷する.
(3)ペルチェクーラ 汲熱装置を使って熱を抜く. ファンと共に使う.
(4)水冷 パソコンに於いては最終手段. 結露注意.
(5)窒素冷却 液化窒素で冷却する. 大型機で使うことがある.
(6)液体冷却 フロリナートに浸して冷却する.
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