天文単位
読み:てんもんたんい
外語:au: astronomy unit

 太陽地球間の平均距離を1とする単位系。単位記号はauを用いる。
目次

概要
 天文単位は、国際単位系(SI)によって、正確に次のように再定義されている。
 1au=149 597 870 700m
 また、天文学で使われる単位パーセクとも関連があり、1auを見込む角度が1秒になる距離が1パーセク(pc)であり、1[pc]=3.26[光年]である。

特徴

定義
 auの定義がSIに記載があるとはいえ、これはSI単位系の単位ではない。
 ただ、天文学で扱う距離は桁が大きく、SIの単位であるキロメートルを用いていたのでは扱いが不便であるため、そのような宇宙距離を測るためにauがよく用いられているため、SIも、この単位をSIと併用して利用できるとしている。

記号
 単位記号は、現在はauである。かつてのSIではフランス語からuaとされ、日常的には、英語で大文字でAUやa.u.といった表記ゆれが多数あった。
 のち、国際天文学連合(IAU)の2012(平成24)年8月の決議をもとに、国際度量衡委員会(CIPM)が2014(平成26)年3月にauとすることを決定し、今に至っている。

換算
 天文単位を、他の単位に換算すると、次のようになる。

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