合成数
読み:ごうせいすう
外語:composite number
複数の素数の積で表わせる(=合成)数。すなわち、4以上の素数でない自然数であり、1と自身以外の約数を持つ数をいう。
概要
合成数の約数は、その全てが素数である自然数である。
言い換えれば、素数でない自然数が合成数である。例外としては、1は自然数だが、合成数でも素数でもない(最小の素数が2であるため)。
なお、特に暗号学の分野においては、合成数のうち二つの積で表わされるもの、言い換えれば二つの素数の積で表わせる合成数は「半素数」と呼ばれ、重視されている。
特徴
条件
4以上の全ての偶数は合成数である。従って、4以上では最低でも二つおきには合成数が生じ、たまに奇数も合成数であるので、合成数が連続することもある。
例えば奇数であっても、10以上の場合、1の位が5であれば常に合成数である。
30以下の合成数
例えば、30以下の合成数は次のようになる。
4、6、8、9、10、12、14、15、16、18、20、21、22、24、25、26、27、28、30
上が合成数である理由は、以下の通りである。
- 4 = 2×2
- 6 = 2×3
- 8 = 2×2×2
- 9 = 3×3
- 10 = 2×5
- 12 = 2×2×3
- 14 = 2×7
- 15 = 3×5
- 16 = 2×2×2×2
- 18 = 2×3×3
- 20 = 2×2×5
- 21 = 3×7
- 22 = 2×11
- 24 = 2×2×2×3
- 25 = 5×5
- 26 = 2×13
- 27 = 3×3×3
- 28 = 2×2×7
- 30 = 2×3×5
2が素数なので、2の倍数つまり4以上の偶数は全て合成数であることが分かる。
また、5も素数なので、10以上の全ての1の位が0または5の数が合成数であることも分かる。
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