列氏温度目盛
読み:れっし-おんどめもり
外語:R〓aumur scale
温度目盛の単位の一つ。レオミュール温度目盛、レオミュール度。単位記号は°R〓あるいは°R。
概要
現在は殆ど使われていない。
列氏温度目盛は、1気圧下での水の凝固点を0度、沸点を80度とし、その間を80等分して定められた。
特徴
名称
この名前は、これを発明したフランスの物理学者ルネ・アントワーヌ・フェルショー・ド・レオミュール(Ren〓 Antoine Ferchault de R〓aumur)に因む
彼の名を中文で表わした「列奧米爾」(台湾正体)・「列奥米爾」(簡体字)の頭文字「列」に敬称の「氏」を付けたものである。
由来
かつてファーレンファイトが考案した温度計の華氏温度目盛は、食塩水の温度を0度、人間の体温を96度としていた。
しかし人間の体温が基準では一定とは言えないため、レオミュールはより安定した大気圧下での水の凝固点と沸点を基準に選び、その間を80等分した。これが列氏温度目盛である。
その後
列氏温度目盛の発明は画期的であったが、80はきりがよくない。そこで、セルシウスにより凝固点と沸点の間が100等分された摂氏温度目盛が発明され、現在はそれが更に改良されたものが使われるようになっている。
列氏温度目盛Rから摂氏温度目盛Cへの換算は、C=5R/4で表わされる。
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