下剤
読み:げざい
外語:laxative

 便通をよくするために飲む。便秘の際に用いる。
 妊娠末期に強力な下剤は禁忌とされているので注意が必要である。
 なお、俗に下剤でダイエット、などということがあるが、そのような用法は誤りであり、決して行なってはならない。下剤を使っても除去できるカロリーは10%少々と言われており効果は殆どないのに、脱水症状や腸の機能低下、潰瘍の発生などの重篤な副作用がある。
 紀元前500年ごろのエジプトでは、食品が体内に滞留することで病気になる、と考えた。そのため、健康維持のため月に2〜3日は下剤や浣腸を用いていたと言われる。この健康法は18世紀イギリスあたりでも見られた。

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