七夕
読み:たなばた
外語:the seventh night of July

 古代支那の伝説で、織姫と彦星が、年に一回、天の川を渡って会うとされる日のこと。
目次

概要
 織姫はこと座α星ベガ、彦星はわし座α星アルタイルで、少しでも曇ったり雨が降ったりすると二人は会えないとされる。
 日本では、竹、笹に願い事を書いた短冊をつるし、七夕の星を祭る、という風習がある。これは元々は旧暦で行なわれており、現在の暦でいうところの8月4〜6日前後が該当する。日本では新暦の7月7日は梅雨の真っ最中であり、晴れることは希である。

SF的解釈
 
 ちなみに、太陽からの距離は、織姫(ベガ)は25.103光年、彦星(アルタイル)が16.774光年である。互いの角度は33.364°である。
 ここから三角比の余弦定理を用いると、ベガとアルタイルの距離が14.428光年であることが求められる(NAOJ272)。
 光の早さでも14年半かかるので、年に一回のデートなど不可能と思われるが、現代の科学を超越したSF神話「ザ・タナバタ」は、太古の昔、飛行機は当然ながら車も無い時代に描かれた物語で、白鳥座の白鳥に股がり、織姫と彦星は一晩で再会するのである。
 スーパーバード「ザ・ハクチョウ」は、どうやらワープ航法対応であるらしい…などと書くと、夢も希望も無くなってしまう。注意。

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