ラウリル硫酸ナトリウム
読み:ラウリルりゅうさんナトリウム
外語:SLS: Sodium lauryl sulfate
陰イオン界面活性剤
の一つ。別名はドデシル硫酸ナトリウム(SDS)。
目次
物質の情報
物質の特徴
用途
対G兵器
安全性
動物実験
物質の情報
分子式C
12
H
25
O
4
S・Na。構造式CH
3
(CH
2
)
11
OSO
3
・Na。
分子量
288.38。
融点
204℃〜207℃。
CAS番号151-21-3。ICSC番号0502。官報公示整理番号(化審法番号)は2-1679。
常温常圧で
白色
〜
淡黄色
の
結晶
または結晶性の粉末で、僅かに、脂肪のような特有の臭いがある。
物質の特徴
洗浄力・起泡力・殺菌力に優れる。
用途
発泡剤、洗浄剤、湿潤剤として、脱脂力を要するシャンプーや歯磨き剤、各種洗浄剤の洗浄基材として使われている。
生化学方面では、SDS-PAGEのSDS溶液として使われる。
対G兵器
水
にラウリル硫酸ナトリウムを添加して
ゴキブリ
に掛ければ数秒で窒息死させられる。人にも環境にも優しい対G兵器である。
安全性
発がん性
、
変異原性
、
催畸形性
、神経毒性は現時点で報告がない。
FAO/WHOによる
一日許容摂取量
(ADI)は不明。恐らく未設定。
暴露許容濃度(TLV)は設定されていない。
動物実験
水生生物に対して有毒とされる。
ラットの半数致死量は、
LC50
が3900[mg/m
3
/1時間]以上、
LD50
(経口)が1288mg/kg体重、とされる。
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