ヘリオシース
読み:ヘリオシース
外語:Heliosheath

 太陽圏の鞘。ヘリオスフィア(太陽圏)の末端部。
目次

概要
 太陽風は外へと流れ、やがて恒星間風(宇宙空間に漂う電荷を持った星間ガス磁場)と衝突し、大幅に減速される。
 このとき形成される、太陽風と外部より侵入する恒星間風(星間ガス)の混合する領域を、ヘリオシースと呼ぶ。

特徴

最外郭
 太陽風はなお外へと向かうが、いずれ、太陽風と星間ガスの圧力が均衡し太陽風の速度はゼロとなる。
 そして、遂に太陽風の力が尽きる境界が作られる。この境界はヘリオポーズと呼ばれ、ヘリオスフィア(太陽圏)の終わりとなる。ここが太陽系の最果てになる。

探査
 なお、ボイジャー1号とは2020(令和2)年頃まで通信が可能と考えられている。

再検索